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最近、神社や実家近くの古いお寺なんかに行くと、少しピリついた空気を感じることがあります。というのも、撮影マナーを巡るトラブルが結構増えているみたいで。ニュースでも取り沙汰されていましたけど、神主さんやお坊さんが「もう撮影禁止にしようかな」と悩むレベルまで来ているのは、同じ写真に携わる身として正直、かなり胸が痛いです。
神社仏閣って、そもそもは祈りの場であって「映えスポット」じゃないんですよね。 当たり前のことなんですけど、カメラを構えるとつい忘れがちになってしまう。 そこで気をつけることとお願いを。
私たちがこれからも気持ちよくシャッターを切るために、最低限これだけは、という内容になります。
カメラマンが気をつけるべきこと
まず、撮影の許可。これは絶対ですね。 「ちょっと撮るだけだし」と思わずに、社務所へ行って一言声をかける。これだけで全然違います。あと、入っちゃいけない場所や、撮っちゃいけない神様もいらっしゃるので、そこは事前に確認しておいたほうがいいです。
それから、服装。 スーツまでとは言いませんけど、あまりに派手な格好や、サンダル履きのようなラフすぎる格好は避けたほうがいいかな、と。現場に馴染むというか、なるべく「気配を消す」くらいの感覚がちょうどいい気がします。
これだけは避けたい「NG行為」
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備品に触れる、寄りかかる 灯籠(とうろう)に登ったり、古い木造の建物に機材を立てかけたり……。これ、やってる本人は必死なんですけど、周りから見るとかなりヒヤッとします。
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三脚やフラッシュの多用 他の方の参拝の邪魔になるなら、三脚はスパッと諦める潔さも必要かなと。
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嘘をつかない たまに「親戚の集まりです」なんて嘘をついて撮影許可をもらおうとするケースがあるらしいですが、これは信頼関係を壊すので絶対にやめましょう。
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参道の真ん中(正中)は神様の通り道なので、そこから堂々とカメラを構え続けるのも、個人的には避けたほうがいいと思っています。
撮られる側の皆さんも、少しだけ意識を
撮影される側のご家族やモデルさんも、そこが「テーマパークではない」という感覚をどこかに持っておいてほしいんです。
テンションが上がってはしゃぎたくなる気持ちも分かります。でも、隣で静かにお祈りをしている方がいるかもしれない。SNSを意識しすぎて、あまりに場にそぐわない派手な被り物や小道具を持ち込むのも、少し考えものかもしれません。カメラマンに「あっちの立ち入り禁止エリアで撮って!」と無理なお願いをするのも、お互いのために控えましょう。
参拝の作法、おさらいしておきませんか?
カメラマンも被撮影者も、まずは一人の「参拝客」として振る舞うのが一番スムーズです。
鳥居をくぐる前に、まずは一礼。
参道は端っこを歩くのが基本です。真ん中を横切る時は、ちょっとだけ頭を下げると「分かってるな」という感じがしますよね。
手水舎(てみずや・ちょうずや)で手を清めるのも、儀式というよりは「気持ちの切り替え」だと思えば、そんなに苦じゃないと思います。
- 右手で柄杓(ひしゃく)を持って左手を洗う
- 左手に持ち替えて右手を洗う
- また右手に持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ
- 最後に柄杓を立てて、残った水で持ち手を洗う
この一連の流れ、さらっとできるとかっこいいです。
お参りは「二礼二拍手一礼」が一般的ですが、お寺だと静かに合掌するだけだったり、出雲大社みたいに拍手の回数が違ったりすることもあります。その土地のルールに合わせるのも、撮影の一部だと思ってみてください。
ちなみに、大阪天満宮は「二拝二拍手一拝」で、「拝」は90度のお辞儀になります(「礼」は45度くらいですね)。
参拝の作法 | 遠江国一宮 小國神社
の「神前での参拝作法」がわかりやすいです。
お賽銭を入れる時に手荷物を地面にドサッと置くのは、神様の目から見てどうなんだろうなぁ、と個人的に思うので、誰かに持ってもらうのがベストですね。
最後に
神社やお寺での撮影は、その場所の空気感を分けてもらうようなものです。 マナー、マナーと堅苦しく考えすぎるといい表情が撮れなくなっちゃいますけど、「お邪魔しています」という謙虚な気持ちさえあれば、自然と振る舞いも変わってくるはず。
私たち一人ひとりの行動が、その場所の未来を守ることにつながる。そう信じて、これからも大切にシャッターを切っていきたいですね。
次回の撮影では、まず神様に「お邪魔します」と挨拶することから始めてみませんか?
※価格は記事作成日時点のものであり、今後変更となる場合がございます。
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